あなたは自分を変化させたいと思ったとき、まず何から始めるでしょうか?
- 計画を練る?
- 勉強をする?
- 自己分析?
- なりたい自分の理想像を描く?
どれも正しいかもしれませんが、変化にはコツがあります。今回は、5つのレベルに分けて「変化」について考えてみます。
1. 環境(When, Where)
- あなたはどこに住んでいますか?
- いま、身の回りには何が見えますか?
- いま、何か音は聞こえますか?
- 着ている服や、触っているものの感触は?
など、挙げればきりがありません。なぜなら、環境とは、あなたの五感に入ってくるすべての情報のことだからです。すなわち、
- 視覚
- 聴覚
- 触覚
- 嗅覚
- 味覚
に入ってくるものすべてが「環境」に分類されます。ですので、環境を変えることは簡単にできます。いま、ここで、一瞬で行うことができます。
例えば、照明を暗く(明るく)したり、テレビを消したり、姿勢を変化させる、などが考えられます。
自分の好ましい環境に少しずつ変えて行くことも、自分を変化させることに繋がっていくでしょう。ただし、次のレベルの「行動」に比べると、影響は弱めです。
2. 行動(What)
- あなたはいま、何をしていますか?
- あなたは普段、何をしていますか?
何を?が行動のキーワードです。自分自身について考えると、環境と同じく、挙げればいくらでも出てくるでしょう。思いつく限りピックアップしてみて、何か変化させたいものから、取り掛かってみましょう。
環境と同じく、自分の行動もすぐに変えられるものが多いことに気がつくでしょう。ただし、習慣化するまでには、一般的には21日間ほどかかると言われていますので、まずは21日間記録をつけて、「何かの行動」を変えてみてはいかがでしょうか?
できるだけ小さな行動が良いです。
一気に変えようとしても、続きませんからね。
大変かもしれませんが、日々の行動記録をつけて、何にどれくらい時間を使っているのかを振り返ってみるだけでも、自分を客観的に見ることができて、行動を変えやすくなります。
3. 能力(How)
- あなたは何が得意ですか?
- あなたは何が不得意ですか?
- どのように、問題に取り組みますか?
得意なものを聞かれて「自分には得意なものなんて何もない」と思われたかたは、次のレベルの「信念・価値観」の内容なので、先に読んでいただいても構いません。
「能力」レベルでは、どのように?がキーワードです。「環境」や「行動」に比べると、変化させるには時間がかかるかもしれませんが、人生に与えるインパクトは大きくなります。
4. 信念・価値観(Why)
- あなたはどんな人ですか?
- あなたは何をすべきだと考えていますか?
- あなたがしなければならないことは何ですか?
「○○は△△であるべきだ」といった考えは、信念・価値観のレベルに属します。誰でもこのような考えを持っているものです。信念・価値観は物心ついた頃から現在に至るまでのあらゆる経験によって形成されています。
信念・価値観は変えようとしても簡単には変わるものではありません。しかし、変える方法はあります。まずは自分がどのような信念・価値観を持っているのかを知ることから始めてみましょう。
5. 自己認識(Who)
「私は○○です」の○○に入るのが、自己認識です。5つのレベルの最上位に位置します。例えば、父親、息子、会社員、などです。あなたが普段どのような「役割」を演じているかを表しています。
このレベルを変えると、1〜4のすべてが自動的に変化します。
自己認識を変える一つの方法は、なりたい自分に既になっていることを想像する、いわゆるイメージトレーニングです。
イメージするだけでも効果はありますが、「理想の自分になったつもり」で行動することで、変化が後からついてきます。
「理想の自分」が具体的に思いつかない場合は、自分の理想の状態を既に実現している、芸能人やアニメキャラクターなどになったつもりで、行動してみるのも良いでしょう。本気でなりきって演じることが大切です。
「理想の自分になったつもり」というのは実はダイエットに効果的です。
スリム美人になりきって生活習慣を真似するだけでダイエットという本がでているくらいです。
それだけ、「なりきる」というのは効果が大きいということ。
自分を変化させるためのアクションプラン
- 身の回りの環境を変えてみる
- 変えたい行動を21日間続けてみる
- 今後身につけたいスキルを書き出してみる
- 自分がどんな信念や価値観思っているのかを考えてみる
- 憧れのあの人になりきってみる
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