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飲食店・カフェの原価計算をエクセルで|原価率が一目で分かる無料テンプレート

Contents — 目次
  1. 原価率とは
  2. 原価計算のやり方(3ステップ)
  3. 目標の原価率から、売値を逆算する
  4. 無料テンプレートの使い方
  5. 気をつけたいこと
  6. 自分のお店に合わせて作ってほしい方へ

「材料がまた値上がりした。この値段のままで大丈夫かな」 「うちのコーヒー、安すぎ?」

小さなお店をしていると、こんなふうに迷う日があると思います。

答えを出すには、まず1品あたりの原価を知ることです。ただ、材料ごとに計算して、メニューごとに足して、売値で割って……を手でやるのは大変です。

そこで、材料の値段と使う量を入れるだけで、原価・原価率・目標どおりの売値が出るエクセルの表を作りました。無料でダウンロードできます。

原価率とは

原価率は、売値のうち、材料費が何割かを表す数字です。

原価率 = 原価(材料費)÷ 売値

たとえば、売値400円のコーヒーの材料費が48円なら、原価率は12%です。

どのくらいが目安かは、お店や業態で変わります。飲食店では30%前後がよく言われる目安の一つですが、ドリンクは低め、手間のかかる料理や生菓子は高めになりやすく、メニューごとにばらつきます。大事なのは、自分のお店のメニューが、それぞれ何%なのかを知っておくことです。

原価計算のやり方(3ステップ)

1. 材料の「1gあたり」の値段を出す

仕入れ値を、仕入れた量で割ります。

  • コーヒー豆:1kgで2,400円 → 1gあたり2.4円
  • 牛乳:1,000mlで230円 → 1mlあたり0.23円
  • テイクアウト用カップ:50個で600円 → 1個あたり12円

※数字はすべて架空の例です。

2. メニューごとに、使う量をかけて足す

カフェラテ1杯なら、

  • コーヒー豆15g × 2.4円 = 36円
  • 牛乳150ml × 0.23円 = 34.5円
  • カップ1個 × 12円 = 12円

合計で82.5円が、カフェラテ1杯の原価です。

3. 売値で割る

売値500円なら、82.5円 ÷ 500円 = 原価率16.5%です。

目標の原価率から、売値を逆算する

値上げを考えるときに役立つのが、逆算です。

目標どおりの売値 = 原価 ÷ 目標の原価率

たとえば、原価239円のケーキで、目標の原価率を30%にするなら、239円 ÷ 0.3 = 約800円です。今の売値が480円なら、目標より320円低いことになります。

もちろん、売値は原価だけで決めるものではありません。近くのお店の値段、お客さんの顔、手間や想い。ただ、目標どおりならいくらかを知っておくと、「この値段は、ここを大事にしているから」と自分で説明できるようになります。

無料テンプレートの使い方

表は3つのシートに分かれています(ほかに「使い方」のシートがあります)。黄色のセルだけ入力すれば、あとは自動で計算されます。

  1. 材料:材料の名前・仕入れ値(税抜き)・仕入れた量・単位を入れる → 1単位あたりの値段が出る
  2. レシピ:メニュー名・使う材料・使う量を入れる(材料は一覧から選べます)→ 材料ごとの原価が出る
  3. 一覧:メニュー名と売値を入れる → 原価・原価率・目標どおりの売値・今の売値との差が出る

原価率が目標より高いメニューは赤、目標以内は緑になります。材料の値段が上がったら、「材料」シートの仕入れ値を1か所変えるだけで、そのメニューの原価がまとめて変わります。

「一覧」シートには、最初からこんな例が入っています(目標の原価率は30%)。

メニュー売値原価原価率目標どおりなら今の売値との差
ブレンドコーヒー400円48円12.0%160円+240円
カフェラテ500円82.5円16.5%280円+220円
いちごのショートケーキ(1切れ)480円239円49.8%800円−320円
食パン(1斤)380円153円40.2%510円−130円

※「目標どおりなら」は10円単位で切り上げています。

ドリンクは目標より余裕があり、ケーキとパンは目標を超えている、という見え方になります。

ポイント

【無料ダウンロード】原価計算表(小さなお店用・エクセル)原価計算表をダウンロードする(.xlsx・約22KB)

※入っている数字は架空の例です。ご自分のお店の数字に書き換えてお使いください。 ※原価は材料費だけです。人件費・光熱費・家賃・ロスは入っていません。

気をつけたいこと

  • 税抜きでそろえる:仕入れ値と売値の、税込み・税抜きをそろえないと、原価率がずれます
  • ロス(捨てた分)も考える:仕込んで売れ残った分は、実際の原価を押し上げます。まずは、ロスが多いメニューだけでも気にかけてみてください
  • 定期的に見直す:仕入れ値が変わったら、その日のうちに「材料」シートを直すのがおすすめです

自分のお店に合わせて作ってほしい方へ

「仕込み数も一緒に出したい」「予約の数から材料の量を出したい」「レジの売上と合わせて見たい」など、お店のやり方に合わせた表や小さな道具も作っています。

製造業で20年、設計と開発をしてきた技術者が、AIを使って作ります。覚えることは最小限です。

「この作業、毎回めんどうだな」と思っているものがあれば、この下のLINEから1行送ってください。表や道具で減らせそうかどうか、無料でお返事します。買わなくても大丈夫です。

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のってぃ — Cubic未来デザイン研究所

製造業20年のものづくりエンジニア。AI・3Dプリンター・ドローン・釣りで、暮らしをちょっと実験しています。Excelの手作業を「自分で直せるツール」にする業務改善の相談も受けています。研究所について

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