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TPU素材は塗装できる?3Dプリンター造形品をアクリル絵の具で着色してみた【100均】

TPU素材は塗装できる?3Dプリンター造形品をアクリル絵の具で着色してみた【100均】
Contents — 目次
  1. TPU素材は塗装できる?
  2. 今回塗装したTPU造形品
  3. 3DプリンターでTPUを出力
  4. 100均のアクリル絵の具でTPUを塗ってみる
  5. TPUにアクリル絵の具は定着する?
  6. 下地処理は必要?
  7. 完成:TPUに色をつけることはできた
  8. TPU塗装に向いている用途・向かない用途
  9. まとめ:TPUはアクリル絵の具で着色できるが、耐久性には注意

3DプリンターでTPUフィラメントを使うと、柔らかくて曲げられるパーツを作れます。

ただ、TPUは黒や白など単色で出力することが多いので、「あとから色を塗れるの?」「アクリル絵の具は定着するの?」と気になる人もいると思います。

結論から言うと、TPU造形品にも100均のアクリル絵の具で着色はできました。

ただし、TPUは柔らかく曲がる素材なので、強く曲げたり擦れたりする場所では塗装が割れたり剥がれたりする可能性があります。この記事では、実際にTPU造形品をアクリル絵の具で塗ってみた結果と、塗るときの注意点をまとめます。

TPU素材は塗装できる?

TPUはゴムのように柔らかい3Dプリンター用フィラメントです。

PLAやPETGのような硬い素材と違って、曲げたり押したりできるのが特徴です。その反面、塗装する場合は少し注意が必要です。

  • 曲げると塗膜が割れやすい
  • 表面が柔らかいので擦れに弱い
  • 強く動くパーツには向きにくい
  • 飾り・ワンポイント着色なら使いやすい

なので、TPUを塗るなら「よく曲がる部分を全面塗装する」というより、あまり動かない部分にワンポイントで色を入れる使い方が向いています。

今回塗装したTPU造形品

とある友人が5分でデザインした3Dモデルを、TPUで出力してみました。Fusion 360でデザインされています。

かわいいのかどうかは賛否が分かれそうですが、まずは3Dプリンターで作ってみます。

Fusion 360で作成したTPU塗装用の3Dモデル

3DプリンターでTPUを出力

材質はTPU。色はモデルに合わせて黒です。

TPUは柔らかいので、硬いPLAよりも出力条件に少し気を使いますが、今回は問題なくプリントできました。

3DプリンターでTPUフィラメントを出力している様子

少しずつ造形されていく、怪しい物体。

TPUで造形中の3Dプリント品

しばらくして、プリント完了です。

TPUで出力した黒い3Dプリント品

100均のアクリル絵の具でTPUを塗ってみる

黒一色だけではモデルを再現できていないので、色を塗ることにしました。

使ったのは、ダイソーで購入したアクリル絵の具です。

100均で購入したアクリル絵の具と筆

着色にはナイロン筆を使います。パレットは使い捨てタイプを使いました。

アクリル絵の具は乾く前なら水で洗えますが、乾燥すると耐水性を持つようになります。筆は一色塗るたびに洗っておくと、色が混ざりにくいです。

TPU造形品にアクリル絵の具で色を塗る様子

TPUにアクリル絵の具は定着する?

実際に塗ってみると、TPUにもアクリル絵の具は乗りました。

ただし、プラスチック用塗料のようにガッチリ密着するというより、表面に塗膜が乗っている感覚です。

  • 塗った直後は触らない
  • しっかり乾燥時間を取る
  • 厚塗りしすぎない
  • 曲げる場所は塗りすぎない

このあたりを意識した方がよさそうです。

特にTPUは曲がる素材なので、塗った部分を強く曲げると塗膜が割れる可能性があります。実用品というより、見た目の再現や飾り用途に向いていると感じました。

下地処理は必要?

今回は、特別な下地処理はせずにそのまま塗りました。

軽く色をつけるだけなら、そのままでも十分塗れます。

ただ、よりきれいに仕上げたい場合は、以下を試すと良さそうです。

  • 表面のホコリや油分を拭き取る
  • 積層跡が気になる場合は軽く整える
  • 白や明るい色を出したい場合は、黒TPUではなく白TPUで出力する
  • 耐久性が必要なら、塗料やプライマーを別途検討する

黒TPUに明るい色を塗ると、色が少し沈みやすいです。発色重視なら、最初から白や薄い色のTPUで出力した方が塗りやすいと思います。

完成:TPUに色をつけることはできた

慎重に塗っていきます。はみ出すと塗り直しは少し面倒なので、細かい部分はゆっくり作業しました。

TPU造形品に細かくアクリル絵の具を塗っている様子

アクリル絵の具で塗装中のTPU造形品

TPU造形品の着色途中

のってぃ

完成!

100均アクリル絵の具で着色したTPU造形品の完成写真

モデルを概ね再現することができました。

TPU塗装に向いている用途・向かない用途

向いている用途

  • 飾り用の造形品
  • あまり曲げないパーツ
  • ワンポイントの色付け
  • 試作品の見た目確認
  • 子ども向け工作・簡単な作品づくり

向かない用途

  • 頻繁に曲げるパーツ
  • 擦れる部分
  • 屋外で長期間使うもの
  • 強い耐久性が必要な実用品
  • 販売品として均一な仕上がりが必要なもの

TPUは素材自体が柔らかいので、塗装の耐久性を期待しすぎない方が良いです。販売用パーツやよく触るパーツなら、塗装よりもフィラメントの色を変えて出力する方が安定します。

まとめ:TPUはアクリル絵の具で着色できるが、耐久性には注意

3Dプリンターで出力したTPU造形品に、100均のアクリル絵の具で色をつけることはできました。

ただし、TPUは柔らかく曲がる素材なので、塗装した部分を強く曲げると割れたり剥がれたりする可能性があります。

  • ワンポイント着色なら十分使える
  • 飾りや試作品には向いている
  • 曲がる部分・擦れる部分には向きにくい
  • 発色重視なら白TPUで出力した方がよさそう
  • 耐久性が必要なら塗装よりフィラメント色変更が安定
のってぃ

3Dプリンター造形品に色をつけられることが分かったので、作品の幅が広がりそうです。

3Dプリンターの体験談まとめ3Dプリンター歴8年の体験談まとめ|買った機種・作ったもの・失敗と直し方

のってぃ — Cubic未来デザイン研究所

製造業20年のものづくりエンジニア。AI・3Dプリンター・ドローン・釣りで、暮らしをちょっと実験しています。Excelの手作業を「自分で直せるツール」にする業務改善の相談も受けています。研究所について

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