3DプリンターでDIYを楽しんでいる、のってぃ(@notthi)です。
3Dプリンターで使っている材質「PLA」には弱点があって、「耐熱温度が約55度」となっています。
2018年のような暑い夏には、車の中に置いておくと変形してしまいます。
そこで!熱に強い材質として、ABSを試してみました。
目次
ABSでも造形自体は可能。ただし、反ります。
ヒートベッド は3Dプリンターの限界(50度)を超えた60度に設定しています。 ノズル温度は、235度。 推奨は80度〜100度なので、少し低いのですが、何とかベッドに定着してくれます。ベッドから簡単に剥がれます。
造形後は、ベッドから簡単に剥がすことができます。 サポート(宙に浮いた部分の支え)も簡単にポロっと外れます。ABSは収縮による変形がひどい
作ろうとしている部品が細長い形状のため、難しいのはわかっているのですが・・・ 部位によって収縮の度合いが異なるため、まっすぐなはずの脚がぐにゃっと曲がってしまっています。ABSは積層間の溶着強度も低い
積層間の接着も弱いため、簡単に折れてしまいます。 PLAと比較すると、半分以下? くらいの強度で、実用には耐えません。 強度テストを繰り返した結果、あっという間にバラバラになってしまいました。ABSでも、単純形状なら問題なく出力できます。
長さ35mmほどのドローンのカスタムパーツです。 これくらいの単純形状であれば、ABSでも問題なく出力することができます。まとめ
ABSフィラメントは、予想以上に収縮するので、設計の段階で収縮を考えた設計(リブを入れるなど)が必要です。 ABS材質の特性なので、3Dプリンター本体を変えても、あまり改善しないと考えています。複雑な形状は当面、PLAを使う予定です
おまけ
失敗したABSフィラメント
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